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鰤（ぶり）は出世魚
鰤（ぶり）は出世魚です。
大きさによって呼び名が変わります。
関東では、小さい方から
ワカシ、イナダ、ワラサ、ブリ
関西では、小さい方から
ツバス、ハマチ、メジロ、ブリ
以下、関東の呼び名を使います。
■ ワカシ（約１０ｃｍ～１５ｃｍ）
築地市場ではあまり見かけません
■ イナダ（約３０ｃｍ～４０ｃｍ）
築地市場では夏場、活魚でも入荷しています。
まだ小さいので、脂は乗っていません。
塩焼きにするとパサつく感じです。
鮮度がいいイナダはお刺身で食べたいものです。
イナダくらいなら、家庭でもさばけます！
約２．５ｋｇのイナダです↑
■ ワラサ（約５０ｃｍ～６０ｃｍ）
約６ｋｇくらいのワラサです↑
ワラサになると脂ものってきます。
でも、ワラサは天然物なので、
養殖のブリ（ハマチ）よりは脂が少ないです。
塩焼きだとちょっとモサッとした食感になります。
冬場、旬の時期、
天然ものだけど割りと安く流通しています。
スーパーで「天然ぶり」と表記しているものは
ワラサであることがよくあります。
■ ブリ
１０ｋｇ台のブリです↑
上が約１１ｋｇサイズの天然ぶり
下が約６ｋｇの養殖ぶり（ハマチ）です↑
魚屋さんは１０ｋｇ以上の天然ブリじゃないと
本物のぶりではないと言います。
１０ｋｇを超えると、とたんに脂がのります！
８ｋｇのブリと１０ｋｇのブリでは物が違う。
有名なブランドぶりの「ひみ寒ぶり」でも
８ｋｇ程度では価値が下がります。
１０ｋｇを超える「ひみ寒ぶり」は
身質といい、ノリノリの脂の旨味、甘さが
桁違いにGOOD！
ぜひ、１０ｋｇ以上の天然ぶりを選んで食べて欲しいです。
ぶりはパサついて、塩焼きだと美味しくないと思っている方が結構います。
それは、イナダやワラサを塩焼きしているからではないですか？
ブリでも１０ｋｇ以上の本物のぶりは格別に美味しいですよ！！
